長寳寺について
長寳寺の歴史

長寳寺は平安時代、 大同年間(806~810年)に坂上田村麻呂が創建したお寺です。
坂上田村麻呂の娘、春子が桓武天皇の妃となり空海に帰依し尼寺として開基しました。
お寺の本尊は十一面観世音菩薩(坂上田村麻呂)で、本堂には閻魔王像、境内には弘法大師像が祀られ、年に一度5月18日に十一面観世音菩薩と閻魔王像が開扉、法要されます。
山号「王舎山」は後醍醐天皇から授かり、お釈迦様の教えが語られた王舎城に由来します。
伝承

閻魔王に関する伝承があり、「よみがえりの草紙」に記された奇跡的な出来事が伝えられています。閻魔大王実判宝印や御札も授与されています。
長寶寺は歴史的に数度の戦火に見舞われましたが、現在の本堂や庫裡は1830年~1844年に移建されました。